2010年07月23日
振り返り 県中総体 【初日 仙南チームを見て】
今日の試合を振り返り、仙南地区のチームの方向性を図れればと深夜に綴ります。
今日の試合でトーナメントを勝ち上がったチームは3チーム。
岩沼西中学校、亘理中学校、白石東中学校。
共通して言えるのは、点を取れるポイントがある事と、
土台にディフェンスの良さがある事。
しかし、県内の他の地区(特に仙台市内)と比べると明らかなのは、絶対的な
オフェンス力とバスケへの知識の欠如。
バスケットボールでは、最後にシュートを打つ選手は1人で
またボールを持つ選手も1人だし、そこにチームプレイヤーとして他に4人いるのだ。
スタンダードとして1対1が良い選手がいるチームはやはり強い。
仙南の男子チームなら、
大河原中学校、山下中学校、岩沼中学校の3チームは
軸となる選手があり県内でも有数の強いチームと言えるだろう。
では女子のチームはどうか?
今日勝ち上がった3チームは確かに『良い』選手はいる。
でも、仙南男子の3チームに比べると絶対ではないのだ。
数年前にこんな経験を私はした。
仙南高校総体の審判で、ある女子のゲームを担当した際に
その試合は56-54で某高校が勝利した。
問題はその得点の内容で、
敗退したチームの54点中52点は1人の選手が奪ったものであったのだ。
(ちなみにその選手は仙台市の中学校を卒業、仙南の高校に進学していた。)
更に話が少しそれるがサッカーのW杯前回ドイツ大会でのウクライナ代表は、
正直、ベスト8まで勝ち上がるとは予想されていなかった。
シェフチェンコ、ボロニン以外に注目される選手もおらず国内のチームに
依存した代表では世界的に見れば当然でもある。
バスケットにしてもサッカーにしても戦術が重視される時代にあって
全く異端な話ではある。 これもまた事実ではある。
だが、ここ数年のバスケットボール界の潮流を見るに、
高い戦術眼を持った身体能力も高いプレイヤーが求められている。
アフリカ系の身体能力が高い選手では無く、
欧州圏の選手がNBAで活躍しているのがそれを証明している。
ではどうするか?!
サッカー日本代表の岡田監督は世界情勢を見て、
スペイン、オランダ、イングランドといった代表に見られるパスサッカーを標榜したが、
結果優先の日本協会、メディア、サポーターにおされあの様なシステムで戦い
ベスト16で大会を終えた。
大会は目標としていたスペイン、オランダが決勝で対戦し試合はあの通りである。
体力、身体的なトレーニングはもちろんなのだが、
指導としては子ども達のバスケットボールに対する“学力”や知識を
育てていく事がもっと必要であると今日の試合で感じた。
3チームの中では亘理中学校の選手達はこれに一番近いが、まだ不足している様に思う。
岩沼西中、白石東中の選手は身体的な能力は大いに期待が持てるが、
知識的な部分では大きく不足している。
この白石東中に敗れた柳生中の選手は理由付けがあれば、
今回の敗戦の要因が理解できるレベルにある様に試合中に感じられた。
つまりは総合力では勝っていたはずなのだ。
指導者がしっかりとした道筋を立てる事で今回の様な嬉しい結果を出す事になった。
しかし、これを続けていかねばスタンダードとはなりえない。
徹底したトレーニングでフィジカル以外にメンタル、インテリジェンス、イマジネーションを
求めていくのは非常に難しい事であろう。
最後に多くの指導者の方が同時に 『 学校業務 』 を行っていくのだから、
私は頭が下がる。
追記・大会運営の為に駐車場整理、体育館内での巡視、本部担当と多岐にわたる
仕事の数々、本当にご苦労様です。
まだ初日を終えたばかりですが残り3日、運営宜しくお願い致します。
今日の試合でトーナメントを勝ち上がったチームは3チーム。
岩沼西中学校、亘理中学校、白石東中学校。
共通して言えるのは、点を取れるポイントがある事と、
土台にディフェンスの良さがある事。
しかし、県内の他の地区(特に仙台市内)と比べると明らかなのは、絶対的な
オフェンス力とバスケへの知識の欠如。
バスケットボールでは、最後にシュートを打つ選手は1人で
またボールを持つ選手も1人だし、そこにチームプレイヤーとして他に4人いるのだ。
スタンダードとして1対1が良い選手がいるチームはやはり強い。
仙南の男子チームなら、
大河原中学校、山下中学校、岩沼中学校の3チームは
軸となる選手があり県内でも有数の強いチームと言えるだろう。
では女子のチームはどうか?
今日勝ち上がった3チームは確かに『良い』選手はいる。
でも、仙南男子の3チームに比べると絶対ではないのだ。
数年前にこんな経験を私はした。
仙南高校総体の審判で、ある女子のゲームを担当した際に
その試合は56-54で某高校が勝利した。
問題はその得点の内容で、
敗退したチームの54点中52点は1人の選手が奪ったものであったのだ。
(ちなみにその選手は仙台市の中学校を卒業、仙南の高校に進学していた。)
更に話が少しそれるがサッカーのW杯前回ドイツ大会でのウクライナ代表は、
正直、ベスト8まで勝ち上がるとは予想されていなかった。
シェフチェンコ、ボロニン以外に注目される選手もおらず国内のチームに
依存した代表では世界的に見れば当然でもある。
バスケットにしてもサッカーにしても戦術が重視される時代にあって
全く異端な話ではある。 これもまた事実ではある。
だが、ここ数年のバスケットボール界の潮流を見るに、
高い戦術眼を持った身体能力も高いプレイヤーが求められている。
アフリカ系の身体能力が高い選手では無く、
欧州圏の選手がNBAで活躍しているのがそれを証明している。
ではどうするか?!
サッカー日本代表の岡田監督は世界情勢を見て、
スペイン、オランダ、イングランドといった代表に見られるパスサッカーを標榜したが、
結果優先の日本協会、メディア、サポーターにおされあの様なシステムで戦い
ベスト16で大会を終えた。
大会は目標としていたスペイン、オランダが決勝で対戦し試合はあの通りである。
体力、身体的なトレーニングはもちろんなのだが、
指導としては子ども達のバスケットボールに対する“学力”や知識を
育てていく事がもっと必要であると今日の試合で感じた。
3チームの中では亘理中学校の選手達はこれに一番近いが、まだ不足している様に思う。
岩沼西中、白石東中の選手は身体的な能力は大いに期待が持てるが、
知識的な部分では大きく不足している。
この白石東中に敗れた柳生中の選手は理由付けがあれば、
今回の敗戦の要因が理解できるレベルにある様に試合中に感じられた。
つまりは総合力では勝っていたはずなのだ。
指導者がしっかりとした道筋を立てる事で今回の様な嬉しい結果を出す事になった。
しかし、これを続けていかねばスタンダードとはなりえない。
徹底したトレーニングでフィジカル以外にメンタル、インテリジェンス、イマジネーションを
求めていくのは非常に難しい事であろう。
最後に多くの指導者の方が同時に 『 学校業務 』 を行っていくのだから、
私は頭が下がる。
追記・大会運営の為に駐車場整理、体育館内での巡視、本部担当と多岐にわたる
仕事の数々、本当にご苦労様です。
まだ初日を終えたばかりですが残り3日、運営宜しくお願い致します。
Posted by ふらんく・らいかーると at 01:20│Comments(0)
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